楽天の携帯事業参入のニュースによって、下落した通信各社の株価。楽天の株式は保有しておりませんが、NTTドコモとKDDIの株式を、現在保有中の私。
通信各社の株価下落は、一時的な物だと考えましたが、興味があった為、楽天の情報収集をして、自分なりに考えをまとめておこう、とネットで調べて読んだリンクです。
楽天 携帯事業新規参入
楽天の携帯事業参入は、東京マーケットワイド(TOKYO MX)で、知りました。毎朝見ているテレビです
楽天は、事業の海外展開をことごとく失敗。国内における新規携帯事業参入においては、携帯キャリアから間借りするのではなく、自前の設備でチャレンジする事を選択した・・・と、 一部分、シビアな言われ方してた。
そこまで言わなくても・・・と思ったけれど、Amazonやアリババに勝てなかったのは事実だし、国内でも、最近は、他のECに押され気味な印象。(個人的な感想です)
まぁ、投資の判断材料になるのだから、厳しい見方も当たり前か・・・でも、設備投資に6000億ポッキリで、足りるの?と思いながら聞いていると、楽天がこれから参入するのは、4Gだと言う。
私はてっきり、先を見越して、映像なども送れる5Gを目指すのかと思っていたので、楽天の新規携帯事業参入に、より一層、興味を持ちました(というより若干、心配になった)。
楽天が携帯事業新規参入 かかる費用
電波の割当申請は、2018年1月。免許取得は6月頃。自社回線による携帯電話サービスの開始から7年間で6000億円を投資する。
設備投資の他に、防衛省などに現在の電波利用者の終了促進措置費用として最大2700億円を支払わなければならない。
なぜ防衛省?しかも、終了促進措置費用って、いったい何なの!?と、知らない事ばかりでした(汗)。
6000億じゃ、足りないでしょうし、終了促進措置費用の他にも、いろいろと経費が発生しそう。そう思う人が多かったからこそ、下落したんだろうな・・・と思う。
ドコモやKDDIの中間報告などを見ると、もう既に5Gの実用化に向けた研究を他企業と共に行っている。楽天が参入するのは4G。設備は、そのまま5Gに転用できるのだろうか。
4Gと5Gの設備について調べようとしたが、私には難しくて、よくわからなかった。そのまま利用できるのでしょうね?と聞きたい。
そういうのも、私のような知識のない主婦にもわかるようアナウンスしてくれればいいのに・・・と思う。
楽天グループとしての総合力
事業の海外展開は、アメリカのアマゾン、中国のアリババなどに挟み撃ちにされ、撤退を余儀なくされている。
そして、国内のEC事業においては、アマゾンやヤフーに加え、今後、中国勢の上陸が予想される。
アリババは、子会社が1月から大手コンビニのローソンと組み、訪日外国人観光客向けにモバイル決済サービス・アリペイを開始
携帯事業への新規参入は、楽天市場、楽天カード、楽天トラベルetc.総合力で、同業他社と勝負する為に、必要な事なのかもしれない。
ドコモもKDDIも、通信事業だけでなく通販サイトやポイントサービス、クレジットカードなど展開している。
参入するからには、安くていいものをユーザーに提供したいという思いはあるだろうし、楽天としての総合力で、通信事業でのシェア獲得に励むのだろう。
「MVNOとしてNTTドコモから借りているネットワークと、新規参入して構築するネットワークをネットワーク側で融合することも不可能ではないが、NTTドコモとの交渉や技術的なハードルもある。しかし、スマホのDSDSを使えばもっと簡単に2つのネットワークを融合できるのではないか」
上記のような方法も考えられるそうですが、元々が通信事業者ではなかった楽天に、勝算があるのかないのか、結局のところ、実際に動き出してからじゃないとわからない。=様子見。
このタイミングでは、楽天株は買わず
楽天市場や楽天トラベルなどのサービスは、私もよく利用させてもらっているが、楽天の株には全く興味がなかったので、2年くらい前に、公募増資していた事を知らなかった。
その時の発行価格が、1900円台。2017年の今では、携帯事業参入のニュースも受けて、約半分の株価になっている。
それを知って、割安な時に買い、高くなるのを待って売るのが私の投資スタイルではあるものの、ここで買うべきなのだろうか?と悩んだ。
通信事業は未知数で、EC市場では、かつての勢いに翳りが見える(ような気がする)。
配当利回りも、他の通信事業者に比べると見劣りする。株主優待は、私にとって、今のところ、あまり魅力的じゃない内容。で、結果的に、楽天の株は買わなかった。
サービスは利用しているものの、もともと、興味のない銘柄であったし、その場の勢いでムリして買う必要はないと思ったのが理由です。かわりにKDDIを買い増ししました。
第3位のソフトバンク
現在は3社ともにアイフォーンを取り扱い、料金は高止まり、電波のつながりやすさも同じ、という横並び状態
「第4の携帯」楽天に勝ち目あるのか? 援軍は官邸とApple!? (1/3) - ITmedia NEWSより引用
利用する携帯会社によって、電波の繋がりやすさが違うので、出張などで地方へ行く事がある会社員は、ドコモでなければ繋がらない(仕事にならない)と、言っていたのは、遥か昔の事だと思っていた私。
大手携帯3社なら、どこを選んでも同じだろうくらいに考えていたのですが、「えっ。未だに違うの?」と、2017年の旅行中に、とても驚いたので、これには物申したい気分です。
比較的収容人数の大きいホテルがある、山奥の温泉地へ旅行した際、ソフトバンクの携帯で、電話がかけられなかった事がありました。
電波が入らなかったのです。
その方は、最新のiPhoneを使われていた為、端末が悪いという事は考えづらく、何故、電話ができなかったのか不明。
ドコモのガラケー所有だった私も、それを聞いて、電波を確認しました。しかし、ドコモの電波状態はよく、3本ちゃんと立ってました。
地方で携帯を使うことの方が稀なので、気にする事ないかなとも思いますが、携帯会社を乗り換える事があったとしても、ソフトバンクはやめておこう・・・格安スマホも検討していたけれど、やっぱりこのままドコモでいいのかもしれない・・・と思った出来事でした。
しかし、孫社長が楽天の携帯参入を「歓迎」するワケ 「僕らも10年前は挑戦者だった」 ロイター 2017年12月26日と言う、孫さんには好感が持てます。
昔と違って「電波が入るのが当たり前、通信速度もそれなりに・・・」が、普通の事になりつつある(というかなってる)。
やっぱり、これから参入って、大変なんだろうな・・・というのが、私の感想ですが、とりあえず、第3位のソフトバンクのシェアを奪う勢いで、楽天には頑張って欲しいです。
楽天 携帯事業参入で読んだ記事
文中で、紹介したものと一部ダブりますが、読んだ記事のリストです。
- 携帯参入の楽天株が急落、競争懸念でドコモなど通信株も軒並み安 - Bloomberg
- 楽天の携帯事業参入、常識では考えられない:ITpro
- 「第4の携帯」楽天に勝ち目あるのか? 援軍は官邸とApple!? (1/3) - ITmedia NEWS
- 楽天、その手があったか。遅すぎる携帯参入を挽回する秘策とは? - ページ 2 / 2 - まぐまぐニュース!
- 国民にしわ寄せも 総務省「格安スマホ会議」の危うさ
- 独立系「格安スマホ」苦戦、競争政策を見直しへ : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
株式投資は自己責任です。私の考えを書いただけなので、株価が今後どう推移するのかはわかりません。ここが底だと思ったなら、そして底だと思わなくても納得できる株価であるなら、買えばいいと思っています。
私も、株価の上下変動、業績の良し悪しにかかわらず、売買することもありますし(←だから損をするのか?)。
株式投資は、すべてご自身の判断にてお願いします。
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