マスク・医療用ガウン<縫製・アパレル>

新型コロナで、マスクや医療用ガウンが不足。政府からの要請にこたえて、縫製業界が続々とマスクや医療用ガウンの生産を行っている。

ワイシャツなどの縫製を行っている会社・山喜(←保有株です)のウェブサイトにも、2020.05.13 IRニュース 医療用ガウンの生産に関するお知らせ(PDFファイル)がありました。

山喜は、創業から70年以上。シャツ以外のアイテムは新しいチャレンジになるわけですが、国内&海外に沢山の従業員スタッフを抱えているでしょうから、頑張って欲しいです。

手に職ではないけれど、「技術を身につける、技術を磨く、やり続ける」って大事だなぁと、最近よく思います。そして、きちんとした対価を貰い、安売りをしない事も!

新型コロナ対策 医療用ガウン・素材の供給に関するリンク

医療用物資の生産とは無縁だった企業の参入

縫製技術というと、洋服ばかり思い浮かべてしまいますが、自転車やカバンなどいろいろあるんだなぁと面白かったので、自分用にメモしました。素材によっては、縫わない物もあり、医療とは無縁だった企業の参入が多いです。

不足している物、必要な物を届けようとみんな必死

雨合羽から医療用防護ガウン

自転車用品・縫製技術

自転車用品のひとつ、輪行袋を製造するアズマ産業は、縫製技術を活かし、医療用ガウンの製造に取り組みはじめた

仕事を失ったある町工場が、ノウハウゼロの医療用ガウンを製作するまで(2020/06/25)

鞄の産地・縫製技術

医療用ガウン80万着製造、納品へ 鞄産地の底力結集 豊岡(2020/5/28)

医療用ガウンは、儲かるのか

日本で縫製に携わる人の数は確実に減っている。縫製工場の多くは、コスト削減の為に、より人件費の安い海外に移転したし、国内にとどまっている会社の中には、海外技能実習生に支えらえれている例もある。

緊急経済対策の医療用ガウン4500万枚が日本のアパレル業界にもたらした恵雨2020/05/21)を読むと、医療用ガウンは、縫製技術としての難易度は高くないそうです

だからこそ、今まで医療とは無縁だった会社も、作るようになったのでしょうが、果たして、医療用ガウンの縫製を請負って、ちゃんと儲かるのでしょうか?

日本全国の医療機関で医療用ガウンやマスクの供給不足が深刻化、厚生労働省も補正予算を計上。ほぼ輸入頼りで、世界的な供給が逼迫し調達が難しくなったから、結果的に国内生産にも還流した

調べると、下記のような投稿があって、あぁやっぱりと思ってしまいました。

合わせて読んだ、メイドインジャパン、日本製って本当に品質がいいのかどうかについて書かれた投稿も、なかなか面白かったです。

今回の件で、普段あまり目立たない縫製工場で働く方々に少しでもスポットが当たれば・・・と思うし、モチベーション維持のためにも、きちんとした対価が支払われる事を望んでいます。

日本の縫製工場って、どうしてアホなの? - こんちゃん’s diary・・・ここに書かれたような悪しき習慣は、なおしていかないと、結局、縫製に携わる人の裾野が広がらない

日本は、下請け・中抜き・価格競争などで、対価がきちんと支払われない事も多いような気がしています。

新型コロナウィルスを機に、コロナ関係で頑張っておられる方には、きちんとした対価が支払われ、企業としても儲かるような社会が来るといいなぁと思っております。意識改革なども必要だね。

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